少子化対策で男性の育休取得を推進するために、男女で育休を取得した場合
給付率を手取り10割に引き上げるそうです。
現状いくら貰えているの?
育児休業給付金は、休業開始前の賃金を元に計算します。
[計算式]
育児休業給付金 = 休業開始時賃金日額(※) × 支給日数 × 67%
※ 休業開始時賃金日額とは、休業前6ヶ月間の賃金を180日で割った額です。
※ 賃金の定義は、総支給額。社会保険料の控除前の基本給 + 諸手当の合計です。
賞与は含まれません
育休中の社会保険料は免除されるので、実質の手取りは8割ほどです。
改善後はいくらもらえるの?
社会保険料の免除を前提で、実質手取り10割となるよう、育児給付金を引き上げます。
社会保険料率が約18%なので、先ほどの計算式の掛け率は以下のようになるのでは無いでしょうか。
[計算式]
育児休業給付金 = 休業開始時賃金日額(※) × 支給日数 × 82%
注意点
① 賞与が加味されない
賃金の定義にも書いた通り、育児給付金の計算には賞与が含まれません。
従って、育休期間は賞与分の収入が減る点を考慮しておきましょう。
② 育児給付金の支給タイミングは2~3ヶ月に1回
育児給付金は大体2ヶ月に1回。2ヶ月分の給付金が振り込まれます。
3ヶ月に1回の場合は、3ヶ月分です。
2~3ヶ月間、無収入の状態が続きますので、半年分くらいの生活費を貯めておきましょう。
最後に
私は半年間、育休を取得しました。
育休取得前に、妻と私の育児給付金 + 貯蓄で生活可能か、家計簿を見ながら確認しました。
育児給付金が今よりも少なければ、育休の期間を短くしたかもしれません。
今回のニュースを聞いて、育休の取得期間も長くなるのかなーと感じています。