日本赤十字主催の一次救命処置セミナーに参加してきました。
セミナーの内容のメモ書きなので、詳しい情報は日本赤十字のサイトをご確認ください。
セミナーについては、実演と動画もあったので、対応内容をイメージしやすかったです。
救命の連鎖
乳児の死亡原因の上位に不慮の事故がある。
以下の救命の連鎖という考え方があり、1〜3を子供の近くにいる人が行うことで、救命率が向上します。今回のセミナーでは3が対象となります。
一次救命処置の流れ
日本赤十字社のサイトをリンクしておきますね
出典:https://www.jrc.or.jp/study/safety/process/
心肺蘇生の手順
乳児と幼児で体格に差があるため、やり方が異なる。
こちらも日本赤十字社のサイトをリンクしておきますね。
- 周囲の観察
- 子供の周囲の安全を確認し、2次事故を防ぐ
- 全身の観察
- 出血、火傷など、即通報すべき症状がないか確認す
- 反応確認
- 足の裏をたたきながら、「〇〇ちゃん、大丈夫?」と声がけする
- 協力者を求める
- 119通報とAEDを持ってきてもらう
- 呼吸の確認
- 子供の横に肘をつき横から胸の動きを確認する
- 10秒以内に確認する(スピード重視)。分からない場合、呼吸停止として判断する
- 子供の横に肘をつき横から胸の動きを確認する
- 胸骨圧迫
- 圧迫する位置は、二つの乳頭 の真ん中より少し下
- 指2本で強く押す
- もしもし亀よのリズムで30回
- 30 回終わったら、人工呼吸へ
- 人工呼吸
- 気道を確保して、口と鼻を大人の口で塞いで、空気を送る
- 送る空気の量は、大人の口に含まれている量程度。
- 送りすぎは肺の破裂に繋がるので注意。
- はっはっと2回送る
- AED
乳児気道異物除去
- 異物が詰まっている場合、119へ通報する
- 異物除去 背部叩打法
- 異物除去 胸部突き上げ法
- 2と3を交互に繰り返す
- 意識不明になった場合、心肺蘇生を行う
幼児 心肺蘇生
乳児の場合と流れは同じ。異なる点だけ、書いていきます。
- 反応の確認ついては、肘をつき肩を叩いて確認する
- 胸部圧迫は、胸の真ん中を手の根元で圧迫する
- 押したら戻すのが大事
- 空気を送る際は鼻をつまむ
幼児 気道異物除去
乳児の場合と流れは同じ。異なる点だけ書いていきます。
- 自分で咳をさせる。できない場合は119通報 + AEDを持ってくる
- 胸部突き上げの代わりに、腹部突き上げを行う
- 腹部突き上げをおこなった場合、その旨を救急隊員に伝える
(内臓が損傷している可能性があるため)
- 腹部突き上げをおこなった場合、その旨を救急隊員に伝える
心肺蘇生を止める条件
- うめきだし、呼吸が再開した
- 救急隊に引き継いだ
- 救急者が作業困難な状態な場合。
QA
- Q.心停止+気道が閉塞している場合、何を優先すべきか
A.胸部圧迫 - Q.AEDのパッドをつける際に、地面が濡れていた場合の対処
A.体が濡れていなければOK - Q.呼吸の確認は手でも良いか
A.良いが、スピード重視で10秒以内に確認してほしい - Q.救護者が1名の場合に優先するべきこと
A.119へ通報し、救急隊に指示を仰ぐ - Q.1歳児は幼児の対応で良いか?
A.良い - Q.心肺蘇生の力加減について
A.基本的に、ダメージの少ないものから試す。(背部叩打 -> 胸部突き上げ)
徐々に力を強くしていく - Q.出血がある場合
A.出血がある旨も、119で伝える。救急隊に指示を仰ぎ、出血の手当てと心肺蘇生を行う - Q.AEDの場所について
A.AEDを探すアプリがあります。交番、消防署、公民館、学校になどに設置されています。